Formlabs Form4 本体のみ
Formlabs Form4 本体のみ
Form4は、LFD (Low Force Display) プリントエンジンによって驚異的なプリント速度を実現した光造形3Dプリンタです。ベーシックパッケージは、プリントに必要なものがすべて含まれたパッケージです。
※ Form4のレジンカートリッジは、Form3+までのレジンカートリッジと形状/構造が異なるため、レジンカートリッジはForm4専用のものをご使用ください
※ 本製品には、レジンタンク、ミキサー、ビルドプラットフォーム等の消耗品は付属しておりません。プリンタ本体のみとなりますのでご注意ください。
Formlabs Form4のカタログダウンロードはこちら
・消耗品がパッケージとなっているお得な ベーシックパッケージ はこちら
・FormWash 2、FormCureが付属するお得な コンプリートパッケージ はこちら
【本製品に含まれているもの】
・Form 4 プリンタ本体
・Formlabs プロサービスプラン(PSP)
※ Formlabs プロサービスプランへの加入は必須となります
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Formlabs Form4
Form4の構造は、従来のForm3+までのプリンタから大幅に変更されました。最も大きな変更点として、Form3+まではレーザー光を使用した点光源で造形していた構造が、Form4では紫外線LEDを使用した面光源に変更されました。この変更により、速度、精度、信頼性、造形品質が向上しており、特に造形速度が大幅に向上しているため、ほぼすべての造形が2時間以内で完了*1します。
また、構造が変更されて加工エリアがForm3+に比べて大きくなり、Form4はより大きなものを造形できるようになったほか、レジンカートリッジ、レジンタンクが一新され、従来比5~10倍の充填速度を実現しています。さらに本体に内蔵カメラが搭載され造形中のようすをリアルタイムで確認できるようになりました。
※1 80パーセンタイル高さ(53mm)のモデルを積層ピッチ100μmで造形した場合の標準的な造形時間(ほぼ全てのレジンが対象)
Form4を使った3Dプリントプロセス
Form4プリントテクノロジーとLFD (Low Force Display)
これまでのFormlabs 3Dプリンタエンジンは、Low Force Stereolithography(LFS)でしたが、Form4から Low Force Display(LFD)になりました。レーザー光による点照射から紫外線光による面照射に変わったことで、造形速度が各段にアップしました。
バックライト
60個のLEDが搭載されたバックライトユニットが、高出力光をコリメートレンズを通して均一に照射します。これによりレジンの迅速かつ正確な硬化をサポートし、ビルドプラットフォームのどの箇所でも優れた造形品質と精度を維持しながら超高速造形を実現します。造形表面全体に16mw/cm²を照射する光透過率で超高速造形を実現しています。
レーザーユニット
レーザーユニット 4(LPU4)がバックライトユニットから放射される光線をレイヤーの形状に正確に変換します。バックライトユニットとLPU4の組み合わせで、ビルドプラットフォームのどの箇所でも超高速造形、高精度、優れた造形品質を実現します。ピクセルサイズ50μmの高精細さで、表面品質の滑らかさ、厳しい公差にも対応可能です。LPU4は耐久性が高くダメージにも強い設計で、材料にも異なりますが、60万~150万層の造形まで行えます。
リリーステクスチャ
独自のマイクロテクスチャ光学フィルムで、レジンタンクとLPUの間に空気層を作り、造形中にフィルム膜から剥離しやすくします。フィルム膜での剥離力を大幅低減することで、表面品質や繊細なディテール、精度、信頼性を犠牲にせずに超高速造形を実現します。
制御システム
・内部カメラ搭載:リモート監視やトラブルシューティングを容易にします
・レジンセンサ:レジンタンク内のレジン量を正確に計測します
・荷重センサ:材料や形状に応じて造形速度と造形品質のバランスを最適化します
・レジン温度センサ:プリンタ内のレジン温度を管理します
・ミキサーでの残留物チェック:タンク内で硬化済みレジンの残留物をチェックし、造形失敗の可能性を素早く検出します
・プリンタ本体のレベリングセンサ:プリンタの水平設置をサポートします。水平設置することで、タンク内のレジン量計測と供給の精度を維持します
レジンタンク
2層の柔らかいフィルム層で、剥離時にかかる造形レイヤーへの負荷を最小化します。上層フィルムには耐薬品性とストレッチ性を下層フィルムは強度と耐久性を持たせ、一貫した品質で75000層以上を造形可能です。タンク自体は、キズやその他ダメージに強いスチール製のフレームでフィルム膜をピンと張った状態で維持可能です。
スライサーソフト PreForm (専用プリント設定ソフト)
PreFormは、Formlabsの3Dプリンター用スライサーソフトで、誰でも無料でお使いいただけます。Formlabsによって検証されたレジン設定があらかじめパラメータ化されており、モデル向きの最適化やサポート材の自動生成機能があるため、専門的なトレーニングを受けることなく3Dモデルをインポートするだけで簡単にプリントできます。3Dモデルは、STL、OBJ、3MF形式に対応しており、露光、積層ピッチ、解像度、拡大縮小、加熱設定などのさまざまな設定をカスタマイズすることも可能です。
Formlabs Form4 製品仕様
| Form4 |
---|---|
造形方式 | MSLA(マスク式光造形)方式 |
プリントエンジン | Low Force Display (LFD)™ |
本体サイズ | W398 x D367 x H554mm / 18.3kg |
推奨設置寸法 | W407 x D478 x H844mm |
レジン | 23種類以上のFormlabs製レジンおよび、Open Platformを使用したサードパーティ製レジン * 2024年5月現在 |
レジンカートリッジ | 1つ * 新デザインカートリッジのみ適用可能 |
生体適合レジン | なし |
最大造形サイズ
| W200 x D125 X H210mm / 5.25L * 高さ190mm以上のモデルをプリントする場合、造形物を取り出す際にレジンタンクも一緒に取り出す必要があります |
造形品の最大長さ | 273mm * 奥行125mm、高さ10mmの造形品を想定 |
寸法公差 | 1-30mmの場合±0.15%(最小±0.02mm) 31-80mmの場合±0.2%(最小±0.06mm) 81-150mmの場合±0.3%(最小±0.15mm) * GreyレジンV5を使いって積層ピッチ50umで造形 |
表面精度 | 造形表面の99.7%でCADモデルとの差異:100um以下 造形表面の95%でCADモデルとの差異:50um以下 造形表面の69%でCADモデルとの差異:25um以下 *積層ピッチ50umで造形した場合 |
XY軸解像度 | 50um * 水平方向(XY軸)のレジン硬化の精密さ |
積層ピッチ | 25~300um * レジンによって異なります |
最速造形速度 | 100mm/h *Fast Modelレジンで積層ピッチ200umで造形した場合 |
一般的な造形速度 | 15~100mm/h *レジンによって異なります |
温度管理機能 | 高速熱伝導によるレジン加熱、赤外線温度センサつき レジン種類に応じて25~45℃まで自動加熱 |
荷重センサ | Z軸荷重センサにより、モデル形状やレジン種類に応じて造形品質/速度を自動で最適化 |
サポート材 | 自動生成 |
本体操作パネル | 7インチタッチパネル |
アラート機能 | タッチスクリーンにメッセージ表示
Dashboard経由でSMS/メールを送信
音声アラート |
本体内蔵カメラ | 5MP (2592 x 1944px) |
接続 | Wi-Fi (2.4/5GHz、IEEE 802.11 b/g/n/ac、WPA/WPA2) イーサネット(1,000Mbit) USB-C 2.0 |
ソフトウェア | PreForm(スライサー、無料)、Dashboard(一元管理、無料)、Fleet Control(自動化ワークフロー、1年ライセンス) |
PreFormシステム要件 | Windows7(64bit)以上 MacOS X 10.12以上 OepnGL 2.1 Microsoft C++ランタイムライブラリ(Windows) RAM 最低4GB / 推奨8GB |
PreFormファイル形式 | STL、OBJ、3MF |
推奨使用温度 | 18~28℃ |
電力 | AC100-240V、4.8A、50/60Hz、480W |
保証 | 1年保証 |
弊社購入ページより 3D プリンター /3D スキャナー本体をご購入頂いた方でご希望のお客様には無料で設置に伺います。
プリンタの設置、動作確認、ソフトウェアやプリンタの使用方法をご説明致します。
( 関東地方限定。他エリアのお客様は一度ご相談ください。交通費別途 )