Bambu Lab X1E Combo
Bambu Lab X1E Combo
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AIで進化したプロ向け3Dプリンタ
Bambu Lab X1E Comboは、最高温度320℃でカーボンファイバーフィラメントに対応した256 x 256 x 256mmの造形サイズを持つプロ向けの3Dプリンタです。X1E Comboは、X1-Carbonプリンタの特長に加えて、最高60℃までの筐体温度制御機能、エアフィルタ内蔵による強力な濾過システム、有線LANネットワーク接続機能を備えています。
X1E Comboは、プリンタの上に設置する自動素材供給システムAMS(Automatic Material System)を備えており、AMSを4台接続することで16色のカラープリントが可能です。
X1-Carbon Comboとの大きな違いは、企業内ネットワークセキュリティに対する有線LAN接続の追加、強力なろ過フィルタの追加、チャンバー内のアクティブ温度制御の追加、320℃まで対応のノズルに変更となります。
開梱方法はこちら
※付属物はメーカー変更により一部異なる場合があります
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製品特長
有線LANでネットワークと接続できます
インターネットがなくてもすべての機能が使用可能です。X1Eは、クラウドを経由しなくても、ローカルネットワークだけでフル動作でき、遠隔操作が可能です。
有線接続とWPA2-Enterprise認証付きの無線接続
X1Eは、有線LAN/無線LANともに本体に物理スイッチがあり、完全にオフにすることができます。無線LANもアップグレードされ、WPA2-Enterprise認証方式 (EAP-PEAP/EAP-TLS/EAP-TTLS) で安全性を高めます。
筐体内の60℃までのアクティブ温度制御
X1Eには、筐体内のアクティブ温度制御が装備されており、最高60℃まで温度管理します。温度制御により反りを低減させることができ、プリント品質は向上します。特に、ABSやPCなどのプリント時に効果を発揮します。
ノズル最高温度は320℃まで対応
X1Eは、X1-Carbonの300℃よりもノズル対応温度が高くなり320℃まで対応します。これにより、寸法安定性、耐熱性、機械特性が優れたエンジニアリング材料 (PPA-CF/GF、PPS、PPS-CFなど) をプリントできるようになりました。
強力な空気濾過システムを内蔵
より効果的にVOC(揮発性有機化合物)をろ過できるようになりました。X1Eのろ過フィルタは、G3レベルのプリフィルタ、H12 HEPAフィルタ、活性炭フィルタの三重設計により、エンジニアリング材料や換気しにくい環境でも安心して使用できます。
プリント状態をAIでモニタリング
マイクロLiDARによるプリント確認
X1Eには、マイクロLiDARが搭載されており、ミクロンレベルの精度でプリントを計測、ノズル高さを測定し、流量を校正します。この機能は1層目がきちんとプリントされているか確認します。また、内蔵カメラによりプリントがスパゲッティ状態になっていないか検知します。
1層目のチェック
スパゲッティ状態のチェック
LiDARとフォースセンサによる測定イメージ
2つの独立したレベリング調整
LiDARとフォースセンサーがセンサーとアルゴリズムを用いてベッドに対するノズル高さを二重に測定することで、レベリング調整にさらなる冗長性を持たせています。
ノズルとベッド間の隙間を決めるレベリング調整は、安定した3Dプリントを実現する上で重要ですが、X1Eは2つの独立した測定により調整、安定させます。
滑らかにプリントするための機構
アクティブ振動補正
XY軸方向にアクティブ振動補正するため、進行方向にも進行方向の左右方向にもプリントがズレず品質が一定に保たれます。
タイミングベルトによる3点駆動
Z軸方向は3点でガイドレールとリードスクリューにより保持/駆動されています。3つの支柱すべてが駆動するのでより水平が保たれることになります。
流量制御システム
単位時間当たりのフィラメント流量を制御することにより、速度を速くすべきところでは速く、落とすべきところは落として滑らかにプリントします。
CoreXYによる高速動作と高剛性設計
X軸に採用されているカーボンなどの超軽量化したツールヘッド、モーターと駆動軸を分離したCoreXY構造により最高20000 mm/s²の加速度、最高500mm/sの速度を実現します。
また、溶接フレームがシステム全体の剛性を担保します。
健全性管理システム(HMS)
HMS ( Health Management System) は、プリンタ本体とAMSのユーザーが問題をトラブルシューティングできるようにするために設定された機能です。ユーザーはHMSからの通知を利用して、ハードウェア不具合やプリント失敗の理由など、システム状態を知ることができます。各エラーコードの詳細説明とトラブルシューティングを記載した wiki ページ(英語)が用意されています。HMSメッセージが表示されたら、スマホで QR コードをスキャンして対応ページに移動し、不具合原因とトラブルシューティング手順を確認できます。
高度な熱制御であらゆる材料をプリント
温度管理は3Dプリントにおいて変形を防ぐために重要です。本機は、最高300℃まで対応ホットエンド、HRC50(ロックウェル硬さ)ノズル、120℃まで対応ベッド、素早く冷却するファンを備えており、要求水準の高い材料もプリント可能です。
PLA、PETG、TPU、ABS、ASA、PVA(水溶性サポート材)BVOH(水溶性サポート材)、PET、PA、PC、炭素繊維、ガラス繊維だけでなく、PPA-CF/GF、PPS、PPS-CFなどに対応しております。
自動素材供給システム AMS(Combo付属)
自動素材供給システムAMS(Automatic Material System)は、X1-Carbon Comboに付属しているフィラメントの自動供給システムです。内部に設置した乾燥剤によりフィラメントを湿度から守り、防湿センサーでモニタリングします。フィラメント切れや絡みを検出し、自動的にフィラメントスプールを切り替えます。
Bambu Lab製フィラメントはRFIDが内蔵されているため、置くだけでAMSによって自動的に読み取られて最適なプリセットを適用します。
AMSは、4つのフィラメントスロットで構成されており、最大4台のAMSを並列に設置することが可能です。16色プリントのためには、オプションのAMS hub経由で4台のAMSを接続してプリントします。
ノイシュバンシュタイン城
CMYKカラーフィラメントとリトフェイン
スライサーソフトと監視アプリ
Bambu Studio スライス画面
Bambu Studio 複数プレート適用
Bambu Handy画面
Bambu Studioは、PrusaSlicerをベースにしたオープンソースのスライサーソフトです。3Dファイル形式はSTLやOBJだけでなく、3MFやSTEPなどにも対応しています。
プロジェクトベースのワークフローを持つのが特長です。これはAdobeイラストレーターで複数のアートボードを1つのファイルに配置できるようなもので、1つのプロジェクトファイルに複数プレートを作ることができます。プロジェクト単位で管理できるため、アッセンブリ全体で使用するフィラメント、フィラメントコスト、プレートあたりの印刷時間、合計印刷時間などを含むプランを俯瞰的に作成できます。また、各部品を組み立てたアセンブリビュー機能があるのも特長の1つです。
パラメータはかなり細かな部分まで個別に設定可能ですが、プリセットされている設定を使うことで初心者でも簡単に設定できます。変わった機能としては、ライブ配信機能があります。
Bambu Handyは、Bambu Labの3Dプリンタ向けに作られた、リモート監視と管理が可能になるモバイルアプリです。PlayストアまたはApp Storeからダウンロードできます。
ユーザーは、進行中プリントの名前、進行率、残り時間、各温度、エラーなどを監視できるだけでなく、カメラでリアルタイム画像を確認できます。そのため、状況を見ながら一時停止やプリント停止が可能です。操作対象は、プリンタ本体とAMS両方で、プリンタが複数あっても切り替えられます。
自動記録や自動タイムラプス動画、SNS共有機能もサポートしています。
製品仕様
X1E | |
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3Dプリント方式 | FDM方式(熱溶解積層方式) |
加工エリア | 256 x 256 x 256 mm |
対応フィラメント径 | 1.75 mm |
構造 | フレーム:鋼 筐体:アルミ/ガラス |
本体サイズ | W389 x D389 x H457 mm (AMS W368 x D283 x H224 mm) |
本体重量 | 16 kg(AMS 2.5kg) |
ツールヘッド | 全金属製、押出ギア/ノズル:焼入鋼 |
ホットエンド温度 | 最高 320℃ |
ノズル径 | 標準:0.4 mm オプション:0.2 mm/0.6 mm/0.8 mm |
フィラメントカッター | あり |
ビルドプレート | 標準:Bambu テクスチャード PEI プレート オプション:Bambu スムーズ PEI プレート オプション:Bambu デュアルテクスチャ PEI プレート |
プレート温度 | 最高 120℃(110V) |
移動速度 | 最高 500mm/s(最高加速度 20000mm/s2) |
流量 | 最大 32mm3/s(Bambu ABSで280℃で単相壁面をプリント時) |
対応フィラメント | PLA、PETG、TPU、ABS、ASA、PVA、BVOH、PET、PA、PC Carbon / Glass Fiber Reinforced Polymer PPA-CF/GF、PPS、PPS-CF |
タッチパネル | 5インチ(1280 x720) |
筐体アクティブ温度制御 | 60℃まで対応 |
エアフィルタ | プレフィルタ:G3 HEPAフィルタ:H12 活性炭フィルタ:ヤシ殻活性炭 |
各種センサ | Bambu マイクロLiDAR、チャンバー内監視カメラ(1920x1080) ドア開閉センサ(近日公開)、電源遮断時のリカバリー機能 フィラメント切れセンサ、フィラメントオドメトリー |
各種冷却ファン | パーツ冷却ファン、パーツ補助冷却ファン、ホットエンドファン 制御ボードファン、筐体環境温度調整ファン ファンはすべて閉回路制御 |
LiDARレーザー | レーザーClass1:波長850nm、850nm/<0.778mW レーザーClass2:波長405nm、808nm/<1mW |
スライサーソフト | Bambu Studio (3mf, stl, oltp, stp, step, svg, amf, obj) G-code出力できるスライサーに対応(全機能を使えない可能性があります) |
モニタリングアプリ | Bambu Handy(エラー通知、状況管理、録画) |
対応OS | macOS10.15以上、Windows10以上/iOS 13.0以上、Android 6.0以上 |
接続 | イーサネット(RJ45, 100Mbps)、Wi-Fi(IEEE 802.11 b/g/n)、Bambu-Bus ※ イーサネット、Wi-Fiともに切り替えスイッチあり |
ストレージ | 4GB EMMC、MicroSD |
電源 | 100-240VAC(50/60Hz)、750W@110V/1400W@220V |
※ X1E Comboは自動素材供給システムAMSが付属しています
※ 赤字がX1-Carbonと異なる部分です